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「阿修羅」

京都府・三十三間堂の二十八部衆像の一つ・阿修羅像(国宝)を見た。三面六臂の立ち姿は奈良県・興福寺の阿修羅像(国宝)に勝るとも劣らない迫力がある。

説明文の中に、「阿修羅」はサンスクリット語でアスラ(asura)、ペルシャのゾロアスター教(拝火教)の最高神アフラ・マズダー(Ahura Mazdah)が起源と言われている、と記されていた。


1910年に世界中のランプメーカーが会合したとき、全ての光の源である神アフラ・マズダーに因んで白熱電球を「マツダランプ」と呼ぶことが決められ、日本でも大正2年から昭和38年までこの名が使われていた。以前から「阿修羅」の激しい美しさに惹かれていたが、光をデザインする者とは浅からぬ縁がある仏像であることを知った。
 

2011/3/17