作品名

明治大学リバティータワー

設計

日建設計

受賞

所在地

東京 関東地方

竣工

1998年

カテゴリ

文京施設

概要

東京お茶の水に完成した明治大学新教育棟は23階建てで、26,000人の学生が学ぶ高層都市型キャンパスである。

創立120年の歴史を持ち、駿河台の顔であった旧記念館のイメージを残す低層部の照明計画は、駿河台の街のあかりを作ることでもあった。建物が立て込んだ坂の途中に位置するため、坂の上下からの目印となるよう建物両翼の半円形の上部を照らしている。

明大通り側のフェニックス広場や裏側の藤棚広場へは学生だけでなく一般の人も出入りできるため、ベンチの下に広がる足下の光や列柱を床から照らす光、植栽へのアップライトなど暖かい色味の低い位置の光を、光源を直接見せないよう計画し、ギラギラした光り溢れる都会の中で、柔らかな陰影の空間を生み出している。列柱の上の船首像フェニックスは、裏側に無電極ランプを組み込み、夜間もその形を浮かび上がらせている。

エントランスホールの3基のシャンデリアは、昼夜の見え方が大きく変わるデザインである。昼間は2層吹き抜けのダイナミックな建築空間に溶け込み、夜間は下からの光を受けた円盤の連なりが微妙な陰影を生み、床面への強い光と共に独特の存在感をつくりだしている。

17階学生食堂は高い天井と梁が特徴である。ここでは、光伝達シートを巻き込んだ2.5mの円筒状のアクリルの端に光源を置き、アクリル自身も光を発しながら先端の反射板で光を拡散させている。昼間透明な筒が、夜間光の筒となる面白さがある。