交流を生む光 Honda 和光ビル

本田技研工業の和光新社屋建設に際し、内装の一部および外構照明を担当した。エントランス付近では新製品の展示を強調し、来訪者へアピールする光を演出。アトリウムには天井からのスポットライトとオフィスの光、階段室の間接照明で、空間全体がやわらかく一体となる照明環境をつくっている。外構照明では、専用の庭園灯を製作した。ソーラーパネルで発電し、無日照２日まで対応できる。貯えられた約2.5wの電力を使い、点灯開始から６時間後に消灯させている。高さ60センチのソーラーパネルの下に白色高輝度LED４灯を取付け、離れた場所からも見えるよう透明ポリカーボネートのエッジをわずかに光らせている。直下照度は55ルクス、30センチ離れた場所で0.2ルクス。設計寿命は約10年。