石川県九谷焼美術館


建築設計:象設計集団

石川県九谷焼美術館
photo © Eiji Kitada
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石川県九谷焼美術館
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1999-2002
作品集
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世界ではじめて作られた古九谷の常設展示室には、庭が設けられ、九谷焼きが使われていた時代と同じ環境で作品を身近に鑑賞できるように設計されている。照明計画に際しては、自然光と共存しながら作品を見せること、陶器の地色の白色と上薬の色を美しく見せることを心がけた。明るい庭に面した青手、色絵・五彩の二つの展示室は、美術品の前面と後ろの壁面とを照らして展示ケースへの自然光の映り込みを軽減すると同じに、昼白色のダイクロハロゲンランプを使ったスポットライトと下から光を補う光ファイバーを組み合わせ、さまざまな角度から鑑賞できる工夫を凝らした。また、池の水に反射した自然光が足元から入る赤絵・金襴の展示室は、ファイバー照明を中心にして、ほの暗い空間に焼き物に描かれた赤や金の模様が浮き立って見えるようにした。


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