光の音楽

ミューザ川崎


所在地:神奈川県川崎市
設計:独立行政法人 都市再生機構 神奈川地域支社、松田平田設計、ACT環境計画
竣工:2003年


2004年 日本照明学会照明普及賞
ミューザ川崎
photo © Shinkenchiku-sha Co., Ltd.
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ミューザ川崎
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2003-2005
作品集
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「ミューザ」は「ミュージック(音楽)」と「座」から作られた造語である。川崎市は、「音楽のまち・かわさき」を目指して生まれ変わろうとしている。そこで、古い歴史のある街を生まれ変わらせようという意図をこめて、新しく、アートの香りのする照明を提案した。今回関わったのはショッピング街、レストラン、オフィス、コンサートホールで構成される再開発プロジェクト。コンサートホールは東京交響楽団の本拠地でもある。計画のメインに据えたのは、新しい技術として注目されているLED(発光ダイオード)。プログラムにしたがって、刻々と色を変えていく。例えば、歩行者デッキ。ここには5つの彫刻が設置されていて、道行く人が自由に触れたり、その上に座ったりできるようになっている。この床面に埋め込んだLEDは、ふだんは青からピンクへと静かに色を変えているが、子供が母親を呼んだり、車がクラクションを鳴らしたりといった音の刺激があると、プログラムがリセットされて、急に色が変わる。音との関わりにおいて、遊び心のある、楽しい光を提案した。


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