近田玲子は、韓国照明視覚環境学会 (Korea Society of Lighting and Visual Environment) から「城と城壁の照明」についての招待講演を要請された。ソウル インターコンチネンタルホテルで開催された国際シンポジウムでは、"まちの個性を掘り起こす照明デザイン" と題した約45分の講演を行った。
講演ではまず「照明デザイナーの役割」は合理的エネルギー利用を促進すると同時に、市民の楽しみを豊かにすることであると述べた。続いて広島城、首里城、金沢城の城と城壁に関わるプロジェクトを通して、城の復元=まちの復興の証しを明らかにする、観光の目玉=照明デザインによってまちの誇りを明らかにする、街のあかり=城と城壁を強く意識できるまちあかりを整えることであると述べた。