作品名

中野坂上本町2丁目地区

設計

都市再生機構,ヘルム建築・都市コンサルタント,ユニテ設計・計画,山本 堀アーキテクツ

受賞

所在地

東京 関東地方

竣工

1996年

カテゴリ

オフィス

概要

再開発の1部である1.9haの敷地には、公園広場を中心に高層オフィス2棟、低層アネックス棟、中層住宅棟の4つが建設され、これらの建物内部共有スペースと外構の照明計画を行った。光の色を暖色系とし、業務スペースの白い光と区別した。

交差点の角に建ちアトリウムを有する高層オフィス棟は、外部トラスを光によって浮かび上がらせ地区の中心とした。アトリウムは縦に細長い形状のため、内部が暗く陰鬱にならないように、エレベーターのフレーム投光、各階エレベーターホール天井の間接照明、アトリウム天井面の投光を行い、積極的に明るさ感を得るようにした。

外構には出来るだけポール灯は立てず、建物軒先の照明が歩道を照らすように配置した。公園広場には、空港の滑走路に使われている誘導灯を床に埋め込んで樹木をシルエットに見せる照明とした。夜は周囲の喧騒から切り離されて、恋人たちの密かなデートスポットになっている。