作品名 | 光のそら 吉祥寺サンロード商店街アーケード |
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設計 |
川元明春建築設計事務所 |
受賞 |
2004 G-Mark施設賞 |
所在地 | 東京 関東地方 |
竣工 | 2004年 |
カテゴリ | |
概要 | この照明計画では、吉祥寺商店街ならではの魅力づくりを考えた。第一に、アーケードの白いフラップ膜をLED(発光ダイオード)の動きのある色光で染め、1年を通じた色変化のプログラムを作った。季節に応じて使い分ける基本パターンは4つ、駅前広場側から五日市街道に向かって、ピンク系、ラベンダー系、ライトグリーン系、ライトブルー系である。この他に、明るくしたい時に使う白、虹色、さらにイベント用(速いテンポで光の色が変わる)の特別パターンが1つあって、プログラムは計7種類。また第二に、店舗の個性をより際立たせるために、演色性が高く温かい色光のランプを歩道照明に使った。これによって歩道面は以前の5倍明るくなり、活気のある通りを演出すると同時に、メンテナンス費用やランニングコストを低く押さえている。第三に、周辺住民にとってこのアーケードが主要な生活道路になっていることから、店舗が閉まった後も安心して歩ける光環境にすることに注意を払った。新しいアーケードは、日中は膜構造のフラップ膜を開放して季節の変化を感じる事ができるようになっている。夜間には、このフラップ膜に映像と色彩豊かな光で表情のある空間をつくり出す。吉祥寺は若者文化の発信地。週末には日本各地から沢山の人々が訪れ、以前にも増して賑わう商店街となった。 |