作品名

JR千葉駅東口駅前広場,地下歩道1階段上屋

設計

山手総合計画研究所

受賞

1996 IEIJ照明普及賞

所在地

千葉 関東地方

竣工

1996年

カテゴリ

公園・広場

概要

鉄道、モノレール、バス、タクシーの交通が入り込み、モノレールの複雑な橋脚によって雑然としていた広場は、冬の大雪時は落雪の心配もあり、整備計画では落雪対策と同時に駅前をすっきりさせるデザインが求められた。

モノレール下には落雪対策を兼ねてトラス屋根シェルターが、また広場を囲む配置のバス・タクシー乗り場もシェルターがつくられ、ツタで覆われる予定である。全体の照明はシェルターに取り付け、ポール灯を立てる場所は交差点等に限定した。光の色は、広場に面した鉄道下の店舗につながる暖色系とした。地下道出入口のドーム天井には、赤・緑・青の発光ダイオードを使って曜日や時間で色の変わる7光色のイルミネーションを作り、待ち合わせ場所となる光の演出を行った。地下道は、光壁によって明るく開放的になっている。

広場を雑然と見せているモノレールの橋脚をあえて青色光で照らし上げ、視線レベルの暖色光と対比して、交通が入り組む千葉駅独特の景観となった。