アキシマエンシス（教育福祉総合センター）

クジラ図書館、交流広場、障害者対応設備（対面朗読室、録音室）のある自然光を取り入れた建物である。廃校した小学校の校庭に建てられた。「つなぐ・広がる・見つける・育む」をコンセプトに、アキシマクジラの実物化石を展示した郷土資料室などが整備されている。２階天井のエキスパンドメタル・メッシュ面に滲んだ光が広がり、水中から海面を見上げているような気になる。
エントランスの吹き抜け空間には、アキシマクジラの化石レプリカ(原寸大）が展示され、訪れた市民はおよそ200万年前、昭島市の辺りは海だったことを実感できる。クジラを囲むホールの二重ガラス面に、光を受けたクジラが少しずつ角度を変えながらダブルで写り込み、ホログラフィのような効果となった。