作品集
Works
象設計集団
1999 IES/Section Award
東京 関東地方
1998年
病院・福祉施設
この清遊の家には、特別養護老人ホームの「すずうらホーム」と在宅サービスセンターと「うらら保育園」が入っている。 こうした施設では、高齢者の眼や運動機能の衰えを補う「量」的な光を確保することはもちろんだが、それ以上に高齢者が安心できる場所づくり、居心地の良さにつながる「質」的な光の心遣いが求められる。 今回の設計では、1. お年寄りが美しく見える空間 2. 入居者のオリジナルのインテリアを表現できる 3. 近隣の人達も一緒に集える施設 4. 老人ホームっぽくない楽しい雰囲気づくり、であった。 施設全体の光源を白熱電球のような温かい色にしたことで、安心感の持てるゆったりした雰囲気となった。入居者は、色や形が一つ一つ違うペンダントを選び“自分だけの明かり”を作れる。 保育園の子供達が帰宅する夕暮れには、建物入口の赤いネオンの看板がともり始める。照明によって生き生きした生活が送れる事を期待している。